3月20日(春分の日) 春彼岸会法要のご案内
2025.03.09
日蓮聖人は「彼岸鈔(ひがんしょう)」で、「彼岸一日の小善(しょうぜん)は、能く大菩提(だいぼだい)に至るなり」とご教示されています。これは「彼岸中に一善(仏事に関する善い行い)の修行をするならば、大いなる悟りの道に至ることができる」ということであります。ご家族そろって菩提寺にお参りし、ご先祖に手を合わせ、感謝の意を表しましょう。
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・叱られた ・恩は忘れず ・墓参り
お彼岸には、ご先祖様への報恩感謝のご供養(墓供養・塔婆供養)をいたしましょう。
彼岸会(ひがんえ)とは
暦では、彼岸とは、昼と夜の長さが同じになる春分の日・秋分の日を中日として、その前後の3日間の計7日間をいいます。彼岸は、古代インド語の「パーラミター」が中国で「波羅蜜(はらみつ)」という漢字にあてられ、日本で「到彼岸(とうひがん)」と訳され、「迷いの世界(此岸:しがん)から、悟りの世界(彼岸)に到(いた)る」という意味です。そもそも波羅蜜とは、菩薩が彼岸に至るために行う実践徳目(修行)で、六種あるので六波羅蜜といいます。
- 布施(ふせ:人に施すこと)
- 持戒(じかい:規制を持って生きること)
- 忍辱(にんにく:耐え忍ぶこと)
- 精進(しょうじん:常に努力すること)
- 禅定(ぜんじょう:心を落ち着けること)
- 智慧(ちえ:1~5の実践によって物事の道理を知ること)
お彼岸は、こうした教えを実践すると共に、自分自身の日々の行いを反省する仏道修行週間であります。
常照寺 春の彼岸会
日時:3月20日(春分の日)
午前11時
永代供養塔墓前経は、住職と副住職のみで行います
〇法話とおとき(昼食)はありません
午後1時
春彼岸せがき法要・祠堂・添えせがき
〇僧侶五名によるせがき法要を行います。
檀信徒各位:◇塔婆は前もって申し込み下さい。(1本2,000円)
