お布施とは、お釈迦さまの説かれた六つの善行のひとつです。お釈迦さまは、物事には必ず原因があり、善いことを行えばよい結果が訪れるが、悪いことをすると悪い結果が訪れる、と説かれました。そして、よい結果が訪れるためにあらゆる善を六つにまとめ、その六つの善の一番最初にあげられる行為がお布施です。お布施とは施しをすること。それは金銭でも物でも気持でもどんなものでもよいのです。
進んで金品を寄付、施捨することを喜捨といい、喜捨すると徳が積まれるといわれています。
徳とは人を慈しむ慈悲の心に繋がるものです。
みなさまからの喜捨は、みんなの宝である寺を守り維持することに使わせていただきます。

現代のお布施のかたちは金銭が多く、常照寺ではこれまでにお布施の金額はみなさまにお任せし、決めることはしてきませんでした。しかし、お布施の金額に関するお問い合わせを多くいただくようになり、また、お布施の金額を決めないことを逆手に、高額のお布施を要求する寺院もある等の社会事情により、この度、目安として金額を決めさせていただきました。
お布施に悩まれるときは、こちらを参考にしていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
あくまでも目安ですので、お布施は経済的ご負担にならない範囲で、志を仏さまへお供え下さい。また、どうしても悩まれるときは、ご無理をなさらぬよう、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。